DTACTAX ACCOUNTING CONSULTANCY FZCO(以下「DTAC」と表記します。)は、日本の税理資格を有するドバイ在住の代表が経営するコンサルティング会社で、OnTime Government Services(以下OnTime」と表記します。)と正式な業務提携契約を結んでおります。

OnTimeは、2003年に設立された政府サービスを提供するUAE初の民間企業で、年間100万人以上の人がサービスを利用しています。

OnTimeでは、効率的でフレンドリーなカスタマーサービスを重視し、すべての政府関連手続きを一か所で完了できるワンストップサービスを提供しているため、スピーディに手続きを進めることが可能です。

また、OnTimeはUAE国内すべての首長国及びフリーゾーンとのコネクションを有しており、様々なサービスについて割引を受けることが可能です。

たとえば、ドバイシリコンオアシスで法人設立を行いその法人をスポンサーに労働者ビザを取得する場合、通常であれば以下の料金(合計で約46,198AED)がかかります。

費用一覧金額(単位:AED)
ライセンス費用9,375~
オフィス賃料28,392
保証金2,704
VISA申請費用3,260~
健康診断費用637.5
エミレーツID発行費用330
返金可能な保証金2,500

しかし、OnTime経由で手続きを行う場合、法人設立からVISA取得まで40,000AED以下ですべての手続きが完了します。

以下では、法人設立から銀行口座開設までの流れを簡単に説明致します。

設立手順

フリーゾーンの選定
ビジネスの性質に最適なフリーゾーンを選びます。ドバイにはドバイシリコンオアシス(DSO)、Jebel Ali Free Zone(JAFZA)、Dubai Multi Commodities Centre(DMCC)など多くのフリーゾーンがあります。

ビジネス活動の決定と会社名の予約
会社のビジネス活動を決定し、会社名を予約します。

初期承認の取得
選定したフリーゾーンの管轄当局に初期承認を申請します。

必要書類の提出
申請書、パスポートのコピー、設立覚書と定款、銀行参照書などを提出します。

オフィススペースの確保
フリーゾーン内でオフィススペースを確保します。バーチャルオフィスや共有オフィスも利用可能です。

ライセンスの発行
申請が承認されると、ビジネスライセンスが発行されます。

フリーゾーンの利点フリーゾーンの欠点
・100%外国企業所有: すべての利益を国外に送金可能。
・税制優遇: 法人税、個人所得税が免除。
・簡易設立手続き: 設立手続きが迅速。
・制限されたビジネス活動: 主にフリーゾーン内や国外でのビジネス活動に制限される。UAE国内市場向けのビジネスには追加の許可が必要。
・限定されたビジネスカテゴリ: フリーゾーンごとに特定のビジネスカテゴリに特化していることが多い。

設立手順

ビジネス活動の決定と会社名の予約
ドバイ経済開発局(DED)に会社名を予約し、ビジネス活動を決定します。

初期承認の取得
DEDから初期承認を取得します。

必要書類の提出
申請書、パスポートのコピー、設立覚書と定款、住所証明などを提出します。

ローカルスポンサーの確保
メインランド会社では、UAE国籍を持つスポンサーが51%の株式を保有する必要があります(特定の業種を除く)。

オフィススペースの確保
メインランド内で適切なオフィススペースを確保します。

ライセンスの発行
申請が承認されると、ビジネスライセンスが発行されます。

ビザの取得
法人設立後、法人の代表者や従業員のための労働ビザを申請します。

メインランドの利点メインランドの欠点
・UAE国内市場へのアクセス: メインランド会社はUAE全土でビジネスを行うことができます。
・ビジネスカテゴリの柔軟性: 幅広いビジネスカテゴリに対応可能。
・ローカルスポンサーの必要性: 多くのビジネスカテゴリで、UAE国籍のスポンサーが51%の株式を保有する必要があります。
・税制面での制限: フリーゾーンほどの税制優遇措置はない。

フリーゾーンとメインランドでの法人設立には、それぞれのメリットとデメリットがあります。ビジネスの性質やターゲット市場に応じて最適な選択をすることが重要です。

法人設立者がUAEで労働ビザを取得する場合の手順は以下の通りです。このプロセスにはいくつかのステップが含まれており、適切な書類と手続きを行うことが重要です。

労働ビザ取得の手順

法人設立
まず、UAEで法人を設立します。設立手続きには、会社の登録、ライセンス取得、オフィススペースの契約などが含まれます。
必要な書類:パスポートのコピー、住所証明、銀行参照書、設立契約書など。

労働許可証の申請
法人設立が完了したら、次に労働許可証(ワークパーミット)を申請します。この申請はUAE労働省(MOHRE)を通じて行います。設立者自身が法人の代表者として労働許可証を申請することができます。

入国許可(エントリーパーミット)の取得
労働許可証が発行された後、入国許可を取得します。これにより、設立者はUAEに入国して正式なビザ手続きを進めることができます。

UAEへの入国
入国許可を持ってUAEに入国します。この段階で、設立者は現地での医療検査やエミレーツIDの取得手続きを進めることになります。

医療検査の受診
UAEに入国後、指定された医療施設で健康診断を受けます。健康診断には、血液検査や胸部X線検査などが含まれます。

労働ビザの申請
健康診断の結果が良好であれば、労働ビザの正式な申請が行われます。この手続きは通常、雇用主(法人設立者自身)が行います。

エミレーツIDの申請
労働ビザの申請と並行して、エミレーツIDの申請も行います。これはUAEに居住する全ての人に必要な身分証明書です。申請には、バイオメトリックデータ(指紋や写真)の登録が含まれます。

労働ビザの発行
すべての手続きが完了すると、労働ビザが発行されます。労働ビザは通常2年間有効で、その後更新が必要です。

エミレーツIDを取得するための通常の手順は以下の通りです。
エミレーツIDはUAEに居住する全ての住民に対して必須の身分証明書であり、多くの公式手続きやサービスに必要となります。

エミレーツID取得の手順

ビザ申請
エミレーツIDを取得する前に、まず有効なUAEの居住ビザを取得する必要があります。これは通常、雇用主が手続きを行います。

エミレーツID申請書の提出
居住ビザが発行された後、エミレーツID申請書を提出します。申請書は以下の場所で取得および提出できます:
・ICA(Federal Authority for Identity and Citizenship)オフィス: 直接訪問して申請書を提出します。
・TASHEELセンター: 政府サービスセンターで、申請手続きをサポートします。
・オンライン申請: ICAの公式ウェブサイトからオンラインで申請することも可能です。

必要書類の提出
申請には以下の書類が必要です:
・パスポートのコピー
・居住ビザのコピー
・パスポートサイズの写真
・申請書(TASHEELセンターやオンラインで入手可能)

バイオメトリックデータの登録
エミレーツIDの申請プロセスの一環として、バイオメトリックデータ(指紋や写真など)の登録が必要です。指定されたセンターでバイオメトリックデータを登録します。

エミレーツIDの発行
すべての手続きが完了した後、エミレーツIDが発行されます。通常、IDは数週間以内に申請者の住所に郵送されます。

エミレーツIDの受け取り
IDが発行されると、登録された住所に郵送されるか、指定の受け取り場所で受け取ります。

エミレーツIDの利用

エミレーツIDは以下のような場面で使用されます
・銀行口座の開設
・電話やインターネットの契約
・公共料金の支払い
・保険の手続き
・医療サービスの利用
・公共サービスや行政手続き

法人口座の開設手順

銀行の選定
ドバイには多くの銀行があり、各銀行は異なるサービスを提供しています。銀行の選定は、ビジネスニーズや提供されるサービスに基づいて行います。例として、Emirates NBD、Dubai Islamic Bank、Mashreq Bankなどがあります。

必要書類の準備
法人の銀行口座を開設する際には、以下の書類が必要です:
・会社の設立証明書(Certificate of Incorporation)
・会社の覚書および定款(Memorandum and Articles of Association)
・役員のエミレーツID
・現地の携帯電話の番号
・株主および役員のパスポートコピー
・株主および役員の住所証明(公共料金の請求書など)
・法人のオフィスの賃貸契約書
・会社の商業ライセンス
・法人の取締役会決議書(銀行口座開設を承認するもの)
・事業計画書および予測財務諸表
・日本で使っていた事業用通帳の英訳(公証人役場の証明が必要)
・役員の経歴書の英訳
・その他に銀行から追加で書類を求められることもあります。

銀行訪問と申請書の提出
・必要書類を準備したら、選定した銀行の支店を訪問し、銀行口座開設の申請書を提出します。
・事前に銀行の担当者とアポイントメントを取っておくとスムーズに手続きが進みます。

審査と承認
・銀行は提出された書類を審査し、口座開設の承認を行います。審査には数日から数週間かかる場合があります。
・追加の情報や書類を求められることもあります。

口座の開設
・審査が完了し、承認されると、正式に銀行口座が開設されます。
・口座開設後、初期入金やインターネットバンキングの設定などを行います。

なお、ネットバンクは比較的簡単に開設することができますので、まず最初にネットバンクを開設して、その後リアルバンクを開設するという流れがおすすめです。

以上のように、法人設立から銀行口座開設までの流れは自分で行うにはかなりハードルが高いものとなっています。
しかし、当社にご依頼いただけば、以下の簡単な手順で法人設立から銀行口座の開設まで行うことができます。

事業内容を教えていただく
事業内容を教えていただくのみで、取得するライセンスの候補および法人設立候補地ならびに費用まで、原則として2営業日以内にお答えすることが可能です。

法人名の決定
法人の名称を決定するため、法人の名称の候補を3ついただく。

必要書類の提出
・パスポートのコピー(写真の部分)
・胸から上の写真(白の背景)

代金の入金
設立費用及びコンサルティング費用の振り込みをお願いします。
不備がなければ、代金入金後約3日で法人設立が完了します。
なお、説明したとおりですが、法人設立は日本国内にいながら行うことができます。

健康診断及びバイオメトリックデータの登録
法人設立完了後、健康診断の予約を取った上でUAEに入国してもらいます。
入国の段階でIDを取るためのVISAが発行されていますので、そのVISAで入国していただくこととなります。
この入国時に観光VISAで入国してしまうとVISAの手続きがやり直しになってしまい余計なお金がかかってしまうのでお気をつけください。
入国していただいたら空港までお迎えにあがります。
その後、予約日に健康診断を受けてもらい、健康診断の結果が出た後バイオメトリックデータの登録を行います。
もちろん検査およびデータ登録の場所まで車で同行致します。

エミレーツIDの受け取り
バイオメトリックデータの登録が終わると数日後にエミレーツIDが発行されOnTimeに郵送されるため車で受け取りに行きます。

携帯電話の契約
エミレーツIDを受け取った後、携帯電話の契約に向かいます。

オフィスの契約
携帯の契約が終わったらオフィスの契約に向かいます。
バーチャルオフィスでも銀行口座の開設は行えますので、費用を抑えるならバーチャルオフィスがおすすめです。

ネットバンクの開設
まずは一番簡単に作れるWIOBANKというネットバンクの開設を行います。
日本で使っていた事業用の銀行口座の英訳(公証人役場の証明あり)が必要になるので、日本で用意してくることをおすすめします。
ドバイで作ることもできますが、時間と費用がかかるためあまりおすすめしません。
また、役員の経歴書の英訳も必要になりますが、こちらには証明はいりません。
用意していただければこちらで英訳致します。
ネットバンクの場合、必要書類がすべてそろっている場合、3営業日くらいで開設可能です。

リアルバンクの開設
リアルバンクの開設も基本的にはネットバンクと同じ書類が必要で同じ手順となりますが、担当との面談が必要となったり、口座維持の最低金額が定められていたりと、ネットバンクに比べて開設のハードルが高くなります。
このような理由から、開設に時間がかかるため、一旦書類を提出して担当者からの連絡を待つこととなります。

以上が、UAEでの法人設立から銀行口座開設までの流れとなります。
相談は無料となっておりますので、わからないことがありましたらお気軽にご相談ください。

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